成長心理学

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自分の思いを伝える【嫌という感情を伝える方法】

自分の思いを伝える方法は、「情報の伝達」と「感情の伝達」があります。

 

情報の伝達は、「報告、連絡、相談」(ほうれんそう)というものです。

これに対して「感情の伝達」は、相手に対してどう思っているのかを伝えるものです。

 

この二つの伝達のうち、人が苦手とするものは「感情の伝達」です。

 

では、どうすれば「感情の伝達」ができるようになるのかを見ていきましょう。

 

目次

 

  

自分の思いを伝える

 

人は、自分の思いを伝える「感情の伝達」が苦手です。

 

この「感情の伝達」には、ポジティブなものとネガティブなものがあります。

 

ポジティブな感情は、「うれしい」、「たのしい」といったものです。

これは比較的伝えやすいと言われています。

 

問題は、ネガティブな感情です。

ネガティブな感情とは「いやだ」、「やめてほしい」というものです。

 

この思いを伝えるということは、非常に難しいと思います。

 

今回は、このネガティブな感情を伝える3つの方法を紹介します。

 

・ 攻撃的な発言をしない

・ 私メッセージを発する

・ 肯定的な結果を伝える

 

の3つです。

 

では、見ていきましょう。

 

 

攻撃的な発言をしない

 

例えば、自分に任される仕事量が多すぎると感じたら、ネガティブな感情が生まれるでしょう。

そこで攻撃的な発言をしないことが大切です。

 

攻撃的な発言とは、「こんな量の仕事は無理です。いいかげんにしてください!」みたいな発言です。

 

これでは、相手に自分思いが伝わりません。

相手は、「こいつキレやすいやつだな」とか「なんだこいつは!」といった思いになるでしょう。

これは、相手を怒らせるだけで効果的とは言えません

 

自分の思いを伝えたいと思うのであればこのような表現は避けなければなりません。

 

 

私メッセージを発する

 

私メッセージとは、主語を「私」にして思いを伝えるというものです。

主語を「私」にすると良い理由は、相手を批判する言葉が出なくなるからです。

 

しかし、単に主語を私にするだけで良いというものではありません

 

私メッセージには3つのルールがあります。

 

・最初に浮かんだ考えを伝える。

・表現をマイルドに変換する。

・感情語を入れて伝える。

です。

 

1つずつ紹介していきます。

 

最初に浮かんだ考えを伝える

 

先ほどの、大量に仕事を任せられた例でいうと

「いい加減にしてください!」という感情の前に浮かんだ考えがあるはずです。

 

それは「こんな大量の仕事こなせるかー!」でしょう。

これが自分の思いです。

 

「いい加減にしてください」では、相手に「こいつ怒ってんなー」ってことしか伝わりません。

 

 

表現をマイルドに変換する

 

これも先ほどの例で説明すると

大量の仕事を任せられたときの自分の気持ちは「こんな大量の仕事こなせるかー!」ですが、これをそのまま発するとまずいです。

 

なので、この思いを相手に伝えやすいように、マイルドな表現に変換します。

 

「この量は多すぎると思うので終わらないと思います。」などがいいです。

これは、まだ完成ではありません。

 

感情語を入れて表現する

 

感情語とは、「うれしい」、「かなしい」などの言葉です。

感情語をいれることで主語が自動的に「私」になります。

 

さらに自分の思いが伝わりやすくなるのでかなり効果的です。

 

これまで挙げてきた3つの方法を踏まえて、先ほどの例を再び考えましょう。

 

大量の仕事を任されたときに自分の思いを伝えようと思うと

「(私は)この量は多すぎると思うので終わらないと思います。もう少し減らしていただけるとうれしいです。」

という感じになります。

 

自分の思いもちゃんと伝えて、かつ相手を傷つけないことが大切です。

 

 

肯定的な結果を伝える

 

嫌という感情を伝えるときは、「~ない」という表現を使うことが多いと思います。

 

この「~ない」という表現は否定的な表現とされています。

こういった表現はできる限り避けたいです。

 

では、どうすればいいのかというと、「肯定的な結果」を伝えるようにします。

肯定的な結果を伝えると、相手に希望を与えるため「否定的な表現」より印象が良くなります。

 

例えば、

あなたは営業職で、上司に「20件のアポを取ってこい」と言われて「それは無理だ」と思ったとします。

 

このとき否定的な表現では、「達成できないです」と伝えます。

一方、肯定的な結果は、「15件であれば達成できます」と伝えます。

 

この2つを比較するとおそらく、肯定的な結果を伝えた時のほうが印象が良いでしょう。

 

このように、肯定的な結果を伝えると、相手から肯定的な返答を受けやすいとされています。

 

 

自分の思いを伝える勇気がないとき

 

「自分の思いを伝えたいけど、なにを言われるか怖い」から伝えられないと思う人も多くいると思います。

 

こういった方は自分に語りかけることが効果的です。

 

やはり、こういう場面は、勇気をだすしか方法はないです。

 

伝えなきゃいけない場面が来たとき、心の中でつぶやきます。

「ちゃんと、つたえなきゃ!」

「絶対に言うぞ」

など、なんでも構いません。

 

とにかく自分に語りかけることが行動をおこすきっかけになります。

ぜひ、実践してみてください。

 

いうことで以上になります。