成長心理学

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「人間関係に疲れた」と感じる原因は2つ【関係はリセットするべきか】

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多くの人と関わっているのに、全然人間関係に辛さを感じない人と、職場の数人としか関わりはないのに人間関係に疲れたと感じる人の違いは、なんでしょうか?

 

無神経な人が、人間関係には有利なのか?

いっそのこと誰とも関わらない方がいいのか?

 

いろいろ考えることはあるかもしれませんが、人間関係に疲れたと感じる原因は、2つだといわれています。

 

 

 目次

 

 

「人間関係に疲れた」と感じる原因は2つです

 

心理学では、人間関係に関する実験が多くありますが、基本的に、人間関係に疲れたと感じる、対人不安と呼ばれるものの原因は2つだと言われています。

 

・「周りの人から拒絶されたくない」という思いの強さ

・社会的スキルの不足

です。

 

1つ目の「周りの人から拒絶されたくない」という思いが、ストレスを抱えやすい人にあることは多くの記事で取り上げられています。

 

しかし、社会的スキルの不足という原因は、見落とされがちです。

 

この2つを簡単に紹介していきます。

 

 

「周りの人から拒絶されたくない」という思い

 

周りの人から拒絶されたくないという思いが強い人は、「良い評価をしてもらいたい」と思っているのではなく、「悪い評価を避けようとしている」ということが分かっています。

 

つまり、「自分に対する相手の評価」や、「相手の反応」などに敏感になりすぎている状態です。

 

こういった人の特徴は、人間関係に対する、自分への要求が高すぎることだとされています。

 

 

社会的スキルの不足

 

社会的スキルとは、相手によって上手く対応を変化させられる技術のことです。

 

例えば、親友と関わる時と、上司と関わる時では、関わり方が異なります。

このように相手によって適切なコミュニケーションをとることが必要とされます。

 

しかし、社会的スキルが不足している人は、これが苦手です。

なので、上手く関係を築くことができず、それが「人間関係に疲れる」という原因になるのです。

 

社会的スキルが不足している人達は、「この人にはこういう対応をする」ということが分かれば、かなり人間関係が楽になると思います。

 

 

人間関係はリセットするべきか

 

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人との関わりに疲れたと感じると、「いっそのこと関わりを断ってしまおうか」と思うこともあるでしょう。

 

これに関しては、「自分が付き合うべきだと思う人とは、関係を続ける」ことが良いと思います。

 

人から得られる恩恵は、計り知れないほどのものがあります。

人と関わらずに過ごしていく人生は、ものすごくもったいないです。

 

しかし、関わる人は選ぶべきだとも感じています。

 

人は育ってきた環境によってさまざまな人格が形成されます。

なので、「性格に良し悪しはないもの」だと、考えるようにしていますが、人によって性格が「合う、合わない」はあります。

 

自分が「この人とは関係を築きたい」と考える人とは、何か不都合があっても少し無理をして自分の思いを伝えるべきだと思います。

「良い人」と関わることには、それだけの価値があると断言します。

 

このように人間関係は、リセットするのではなく、整理することが大切です。

 

親密な関係を築く方法は下記の記事が参考になると思います。

下記の記事は、初期の友達関係を築くために書いたものですが、参考になるところが少しあると思いますので興味があればご覧ください。

 

www.saikyoninkgen.work

 

 

人間関係が楽になる方法

 

人間関係を楽にする方法は、先ほど説明した「人間関係に疲れた」と感じる原因の2つを解決することにあります。

 

2つの原因は

・「周りの人から拒絶されたくない」という思いの強さ
・社会的スキルの不足

でした。

 

この2つの原因に共通した解決法は、「対人関係のルール」を知ることです。

これができていれば、拒絶されることもありませんし、社会的スキルの不足に悩むこともありません。

 

また、このルールさえ守れていれば、他のことに気を配る必要はないので気が楽になると思います。

 

このルールは、場面によって異なります。

今回は、「友人関係」と「仕事場面での関係」の2つのルールを挙げます。

 

 

友人関係のルール

 

「友達とどのように接したらいいのか」、「拒絶されないためにはどうすればいいのか」と考えている人は、このルールさえ守っていれば問題ありません。

 

しかし、飽くまでも最低限の関係を築くためのルールなので関係が進展していくことは期待しないでください。

 

ルールは6つです。

 

・相手の人間関係を批判しない

・必要に応じて援助をしてあげる

・相手を信用する

・相手を人前で非難しない

・相手に対して関心をもつ

・相手の秘密を他の人に漏らさない

 

もし、あなたが相手に嫌なことをされているのであれば、嫌ということを伝える必要がありあります。

これについては下記の記事を参考にしてみてください。

 

www.saikyoninkgen.work

 

 

 仕事場面での関係のルール

 

仕事場面での関係は、「対上司」、「対同僚」、「対部下」の3つでルールが異なります。

今回は、「対部下」へのルールは省略します。

自分の立場にあったルールを参考にしてみてください。

 

 

対上司へのルール(自分が部下)

 

ルールは7つです。

 

・命令されたことが分からなかったら必ず質問する

・自分の考えを出し、それをちゃんと実行する

・自分にできることは率先して行う

・上司に不満があればちゃんと伝える

・明るく振る舞う

・服従的になりすぎない

・批判をしっかり受け止める

 

部下は上司より弱い立場にいるため、関係を築くのにストレスがかかりやすい。

 

例えあなたが上司のことが嫌いであっても、あなたに報酬や罰を与える権利は上司にあります。

 

なので最低限の関係性は築いておく必要があります。

そのために上記のルールが活きてくるわけです。

 

 

対同僚へのルール

 

ルールは7つです。

 

・秘密を守る

・求められたら援助してあげる

・嫌いな人でも協力はする

・必要な時は援助を求める

・お互いのプライベートに干渉しすぎない

・なにか与えてもらったらお返しする

・プライバシーを尊重して、批判しない

 

同僚関係は、お互いの仲が良いと、働くことへ満足感が高いことが分かっている。

また、お互いが助け合うこともかなり多いようです。

 

なのでこれらのルールを守ることは、同僚から援助をしてもらうことや、自分の仕事への満足感を高める意味で重要です。

 

 

まとめ

 

人間関係はすごく複雑なので、ストレスになりやすいです。

しかし、人間関係によって与えられる恩恵の満足感は、非常に高いようです。

 

この人間関係の恩恵を受けるためには、「深く関わる人と、そうでない人の整理」をすることが大切です。

 

今回紹介したルールは、深く関わる必要がないという人に対してのものです。

このルールを実践することで、必要最低限の関係を築くことができ、接し方に臆する必要もなくなります。

 

しかし、もしあなたが今、人間関係のストレスで体調に不良があるようであれば、かなり危険な状態にあると思いますので、一度カウンセリングを受けてみることをお勧めします。